宅建試験は、どの分野から勉強すればいい?

勝つために大切なのは「戦略」を緻密に立てることです。このことは、宅建試験に効率的に合格する上でも欠かせないことでしょう。

たとえば、A、B、C、Dと4つの分野があるとします。
Aは、BとCとDのすべてに係わってくる基礎知識を学ぶための分野
Bは、暗記をがんばるだけで高得点が狙える分野
Cは、配点も高いが応用問題なので基礎知識がないと解けない
Dも、暗記分野だが、勉強範囲が広いわりには配点数が少ない

という試験問題の性質をあらかじめ知っていることが大切なのです。 勉強の進め方は人それぞれにやりやすい方法があるとは思いますが、上記のことがわかっていますと、学習する順番も大体決まってくるはずです。

このページでは、宅建試験の4分野、「権利関係(14問)」、「宅建業法(20問)」、「法令上の制限(8問)」、「税その他(8問)」について、こうした順序立てのヒントになるアドバイスをしてみようと思います。もちろんどの順番で勉強を始めるかはみなさんの自由ですが、少しでもその見当づけの目安にしていただけたら幸いです。

「権利関係」

私見ですが、私はこの「権利関係」から始めるのが一つの王道ではないかと考えます。と言うのは宅建で学ぶ内容は、概ねが民法の考え方で成り立っているからです(都市計画法や建築基準法などまったく畑違いの法律もありますが(;^_^A)。

そして権利関係の分野で学ぶ内容は、民法全体を俯瞰する上で、非常に都合がよいのです。特に民法の条文の基本的な趣旨の理解と適用における問題点についての考え方を身につける上で権利関係の学習は打ってつけです。

もちろん試験に合格することが本筋ですから、あまりに民法に深入りしてしまうことは禁物です。しかし法学部出身でない方であっても、彼らのようにリーガルなものの考え方ができることは、宅建士として実務を行う上で大切でしょう。また民法の考え方が少し身についてきますと、「宅建業法」や「税その他」の分野学習にもすんなり入ることができるようになると思います。

「宅建業法」

50問中20問の出題と、最も大きなウエイトを占めるのがこの「宅建業法」です。宅建業法は法律のことを知らない初心者でも理解しやすいですし、暗記することを怠らなければ必ず得点できる分野です。

落としても2~3問、全問正解も可能ですのでここは必ず得点源にしたいところです。しかし、そうはいっても暗記には一日に記憶できる限界量もあると思います。個人的には、民法の基礎固めとなる「権利関係」と同時並行で学習を進めるのがベターかと思います。

「法令上の制限」

最も暗記する量が多い分野のように思いますが、くわえて最近は、暗記だけでは解けないような問題も出題されています。暗記から→暗記に基づく理解へと出題のレベルが高まっていることは、レベルの高い宅建士を多く輩出するという意味でいいことですね(受験者のみなさんは、そのぶん苦労させられることになりますが;^_^A)。

法令上の制限で学ぶことは、「国土利用計画法」、「農地法」、「都市計画法」、「土地区画整理法」、「建築基準法」の5つでしたが、都市計画法と建築基準法から3問ずつ、計6問が出題されると考えておいてください。この2つを重点的に勉強することが特に重要です!

しかし、重要科目のひとつであることは間違いありませんが、優先順位はやはり、権利関係と宅建業法を終えた後からの方がよいでしょう。

「税その他」

毎回多くの受験生から、「そこまで手が回らなかった」という声が上がってくるのが、この「税その他」ではないでしょうか?各種の税法にくわえて、不動産の鑑定評価、地価公示制度、統計まで出題範囲が広範にわたるため、過去問をみっちり勉強しても予測を立てにくいのがその理由でしょう。

そのため、ほとんどの受験生はこの「税その他」を不得意分野にしています。逆に考えますと、8問が出題されるこの分野を得意(6問奪取が目安)にしてしまうことが、合格を確実にする秘訣であるとも言えそうです。


以上、私なりの考え方をまとめてみますと、宅建の勉強の順番は、

  • 権利関係→宅建業法→法令上の制限→税その他
  • 宅建業法→権利関係→法令上の制限→税その他
  • (権利関係+宅建業法)→法令上の制限→税その他

という感じになるかと思います。 また、多くの受験生が苦手とする「税その他」を、毎日15~20分、細切れで気長に勉強するという考え方などもあるでしょう。みなさんに合った学習法を検討してみてください。

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